Section 2 ドライアイ
座 長 村上 晶
順天堂大学医学部眼科 教授
ドライアイ診療アップデート2016
堀 裕一
東邦大学医療センター大森病院眼科 教授
Profile◆1995年大阪大学医学部卒業、大阪大学医学部眼科学教室入局。2001年米国ハーバード大スケペンス眼研究所研究員。06年大阪大学医学部眼科助手(助教)、09年東邦大学医療センター佐倉病院眼科講師、11年東邦大学医療センター佐倉病院眼科准教授、14年東邦大学医療センター大森病院眼科教授。現在に至る。
ドライアイ患者は日常診察において数多く存在し、最近では点眼や涙点プラグなど治療法の選択肢も増えてきたにもかかわらず、あらゆる治療を試みてもなかなか満足を得られない症例も少なからず遭遇します。ドライアイ患者の満足度を上げるためには、正しく「診断」し、正しい「治療方針」を立て、正しく「患者に説明」することが重要です。正確な診断および治療方針の決定には、フルオレセイン染色が重要ですし、患者に満足を与える説明には、「患者が知りたがっている情報を的確に伝える」ことが重要となってきます。本講演では、ドライアイ診療における患者満足度を上げるためにはどのような診察を心がけるべきかを皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
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