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第116回日本眼科学会総会
総会長 坪田 一男
慶應義塾大学医学部眼科学教室
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この度、第116回日本眼科学会総会を担当させていただくことになりました。澤口昭一プログラム委員長、濱崎 陞 副総会長をはじめ、プログラム委員の諸先生方、日本眼科学会理事・評議員の皆様、事務局スタッフの皆様には開催に際し多大なご支援ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
メインテーマは「世界に開かれた日眼」といたしました。情報化社会の中で、グローバルな視点に立ち、世界の中で日本の眼科が発展していくことを目指し企画しました。そのシンボルとして、イメージビジュアルを世界で最も影響力のある100人にも選ばれている村上隆氏にお願いしました。
国際メンバーシップ制度を導入し、海外からの一般演題も広く募集いたしました。その結果、海外からは7か国1地域より63題の応募があり、応募演題の総数は587題と過去最多となりました。ホームページやプログラム講演抄録集などの日英併記、メイン会場のHall C (Room1)では終日同時通訳を配し、発表スライドや講演にも英語を推奨、国際的な討論の場となるように準備いたしました。本学会が2014年に日本で開催されるWOCに向けてその布石となりましたら本望です。
また、器械展示会場・学術展示会場では、海外の国際学会と同様にシャンパンも準備いたしました。16時からのポスターセッションに合わせてサービスいたします。おいしいカフェも常設していますので、ぜひお楽しみください。
本学会の特別講演は、根木昭先生(神戸大学教授)と吉田晃敏先生(旭川医科大学教授)、招待講演はProf. Jonathan C. Horton(Univ of California - San Francisco)、Prof. Jonathan Guy Crowston (Univ of Melbourne)、福田恵一先生(慶應大・循環器内科教授)にお願いいたしました。また、評議員会指名講演「神経眼科の進歩」では、中馬秀樹先生(宮崎大学)、石川均先生(北里大学)、毛塚剛司先生(東京医科大学)にご講演をいただきます。
澤口昭一委員長、プログラム委員の先生方のご尽力で、シンポジウムは20テーマ、教育セミナーは11テーマと幅広い分野でセッションが企画され、サブスペシャリティサンデー、スキルトランスファー、ARVO-JOS シンポジウムなども予定しています。未来を見据えて、再生医療やエイジングサイエンスの話題も取り入れました。長寿遺伝子‟サーチュイン”の研究における権威Leonard P. Guarente先生に、7日にご講演いただきます。8日の早朝には、皇居1周マラソンを開催。参加費の一部をアイバンクに寄附いたします。
学会の最終日午後には市民公開講座として2008年から公演されているアイバンク啓発のためのチャリティミュージカル『パパからもらった宝もの』を上演いたします。会員の皆様にも広くご覧いただきたく、ご家族、ご友人お誘いあわせてご来場ください。お子様にも楽しんでいただけるものと思います。
東京の桜とともに、2012年春の日眼を存分に楽しんでいただければ嬉しく思います。